支援事例

LIP.横浜の支援メニューをご利用いただいた企業を一部ご紹介いたします。

新規抗がん剤の開発

ジェイファーマ㈱

大阪大学、杏林大学、千葉大学と共同で、日本人の2人に1人が発症すると言われるがんに対する新規治療薬として、「がん細胞のみを標的とする抗がん剤JPH203」と、「その抗がん剤の有効性も合わせて判定できる診断薬」を一体的に開発。新規抗がん剤JPH203については、安全性確認の第Ⅰ相治験を終了し、有効性を示す第Ⅱ相治験を実施中。

支援内容

●横浜市の助成金を活用し、研究開発を推進
●木原財団のコーディネーターによる個別相談支援。事業や研究開発パートナーの紹介、グラント申請支援、研究開発関連の最新情報の提供

2019年8月時点

選択的注入機能を有したカテーテル

㈱パイオラックスメディカルデバイス

肝臓がん等の血管内治療に有効なプロキシマル・サイドホール・マイクロバルーンカテーテル「LOGOSSWITCH®」の製品化に成功。
マイクロバルーンを膨らませると同時にカテーテルの先端部分を一時的に閉塞し、がん患部につながる微細な血管にカテーテルのサイドホールから効果的に薬液等を注入することが可能。

支援内容

●横浜市の助成金を活用し、研究開発を推進
●医工連携の取組の中で、横浜企業経営支援財団(IDEC横浜)と共に個別相談等の支援を実施

2019年8月時点

AiSleep

㈱TAOS 研究所

高齢者の安全確保や、介護者の負担軽減を目的に作られた見守りモニター「AiSleep」。
空気式センサーにより、バイタルデータ(心拍・呼吸)、睡眠状態、離床、起き上がり状態等を把握することが可能。

支援内容

●横浜市の助成金を活用し、研究開発を推進
●介護施設とマッチングし、製品改良に向けた実証実験を実施

2019年8月時点

archelis ( アルケリス)

㈱ニットー

「身に付けられるイスを」という医療現場のニーズから生まれたウェアラブルチェア。
手術で長時間立ったままの姿勢を強いられる医師ならびに医療スタッフの筋肉疲労を低減し、手術手技の安定性向上を実現する「装着型下肢支持装置」を開発。

支援内容

●横浜市の助成金を活用し、研究開発を推進
●医工連携の取組の中で、横浜企業経営支援財団(IDEC横浜)を通じてプロジェクトを支援
●試作品の実証実験については横浜市立大学が協力。実際の手術で医師が使用し、使いやすさなどを評価検証
●米国サンディエゴ起業家支援組織「CONNECT」によるアクセラレーションプログラム第1期修了

2019年12月時点

治療困難な希少疾患を対象とした真に有効な治療薬の開発

アーサムセラピューティクス㈱

独自のドラッグリポジショニングの手法を用いて、治療困難な希少疾患を対象に、真に有効な新規治療薬“Medicines that matter”を研究開発するバイオベンチャー。難治性脈管奇形治療のための PI3K(ホスファチジルイノシトール 3-キナーゼ)阻害薬「ART-001」や、水疱性類天疱瘡治療のための PDE4(ホスホジエステラーゼ 4)阻害剤「ART-648」の第 II 相治験を実施中。

支援内容

●米国サンディエゴ起業家支援組織「CONNECT」によるアクセラレーションプログラム第1期修了
●木原財団の専門家等による個別相談支援、資金調達支援、パートナー企業の紹介

2021年10月時点

重症患者管理アプリケーション iBSEN(イプセン)

㈱CROSS SYNC

医療従事者の方々の院内業務や院外からの遠隔診療のサポートを目的としたiBSEN(イプセン)。

患者さんのバイタルサインやモニタリング映像を外部機器から収集し、わかりやすくビジュアル化することで、患者さんの状態のモニタリングやサマリー情報の参照を、いつでも、どこでも行うことが可能です。これにより、病棟や患者レベルでの状況把握、質の高い情報共有を促進し、急性期医療における医療安全の向上に貢献します。

支援内容

●YOXOアクセラレータープログラム2019採択
●米国サンディエゴ起業家支援組織「CONNECT」によるアクセラレーションプログラム第2期修了
●内閣府が選定した「グローバル拠点都市」のスタートアップを対象とした海外展開アクセラレーションプログラム採択(横浜市枠)

2021年10月時点

飛沫対策マスク Pro M(プロエム)

ソルブ㈱、㈲ロッキー化成、聖マリアンナ医科大学

内視鏡検査における医師・患者の感染リスクを低減するためのマスク「Pro M(プロエム)」を開発。聖マリアンナ医科大学の前畑教授が考案し、㈲ロッキー化成が細部の設計を見直し、より洗練されたモデルとして製造。複数の医師の協力により使用上の安全性を確認し、医療機器卸売業であるソルブ㈱が全国の医療機関へ販売。

支援内容

●IDEC 横浜の「医工連携推進コーディネーター」による医療現場で使われる製品に求められる品質等のアドバイス
●医工連携の取組の中で、大学との共同開発にかかる産学連携支援、知的財産の取扱いにかかる支援や、マーケティング面のブラッシュアップを図る販路開拓支援等、多数の課題解決を一貫支援

2021年10月時点

「筋肉の声を聴く。」 筋肉 Phone

神奈川大学、サルーステック㈱

筋肉の動きを電気信号で読みとることで、トレーニングの質的評価や日常生活において、どの筋肉が活動し、活動していないかなど、誰もが簡単に筋肉の活動を把握できるセンサーデバイスを研究開発。今後製品化により、アスリートや筋トレマスターだけでなく、逆上がりに悩む子どもからフレイルが気になる高齢者、また、リハビリの効果測定といったヘルスケア用途まで幅広く活用が期待される。

支援内容

●LIP.横浜トライアル助成金を活用し、研究開発を推進
●木原財団の専門家等による個別相談支援、研究開発パートナーとのマッチング支援
●LIP.横浜トライアル助成金成果報告会への参加
●横浜市立大学先端医科学研究センターコミュニケーション・デザイン・センター(YCU-CDC)と連携したテクニカルイラストレーション支援

2021年10月時点

スマホでかんたんオーダーメイド靴 Shoe-Craft-Terminal

ビネット&クラリティ(同)

東京工業大学と共同研究し、足のトラブル防止や歩行による健康維持増進に向け、各人にフィットしたオーダーメイド靴を来店せずに製作する靴のフルオーダーメイドサービス。動画解析による遠隔の足測定システムを構築し、機械学習と3Dプリンターを活用することで実現。

支援内容

●LIP.横浜トライアル助成金を活用し、研究開発を推進
●木原財団の専門家等による個別相談支援、研究開発パートナー とのマッチング支援

2021年10月時点